人間学

心棒

 今年のNHK大河ドラマ「天地人」では景勝の「義」と兼続の「愛」の2つがそろえば恐れるものはない、というシーンが先週ありました。今日私も、2つの心棒がそろった思いをしました。

 1つ目は「素心」。池田繁美先生が主宰されている素心学塾に参加。今年1年間の私のテーマは「素心を判断・行動の基準にしていこう」ですが、その想いをさらに強く感じたところです。

 2つ目は「志」。横浜市長として活躍中の中田宏先輩を囲む会に参加。17年前に松下政経塾に入塾した時の自分自身の想いや中田先輩の当時からの想いをあらためて感じ、奮い立ちました。

 いまの政治に不満であれば、行動するしかありません。「このまちのために、この国のために」。ありのままを受け入れる素直な心と、岩をも砕く固い意志があれば鬼に金棒です。感謝です。

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素心塾 皆勤賞1年目

 11月22日、福知山山麓にある素心学研修所にて本年度最後となる素心塾勉強会に参加。真藤塾頭にも励まして頂き、振替の勉強会も活用して今年は皆勤賞1年目を頂きました。

 体験発表では「今日も元気で体が動くことに感謝、笑顔で好きな仕事をしよう」と毎朝、朝日の見える方角を見て言っていることを報告。来年も1つ1つできることを増やしたいと思います。

通常は2グループに分かれての受講ですが、最終回は合同で約50名の塾生が参加。話を聴くときの凛とした雰囲気と休憩時の和やかな雰囲気の調和がとれている、良い「気」を頂きました。

 池田塾長からは「深山(みやま)の桜」「山奥にある桜でも、美しい桜は桜。その桜(人物)が本物であれば、必ず人が訪ねて道ができる」という大変素晴らしい話も頂きました。

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小島先生のご逝去

 伝記作家の小島直記先生が9月14日、ご逝去されました。心よりご冥福を申し上げます。松下政経塾に在塾中、逗子のご自宅などで直接ご指導を頂いた経験は忘れることができません。

 三宅雪嶺の「同時代史」という難しい本を先生が吹き込まれたテープをもとに予習。輪読会には現役塾生に加えて、いまや国政で活躍中の前原先輩や玄葉先輩も駆けつけていました。

 雑誌「選択」に連載された「古典からのメッセージ」にもあるように、古今東西の男たちの生き様について、歴史の表面だけではなく、どのようなテーマで生きたか厳しく問うていました。

 権力への反骨というか、権力におもねらない姿勢をペン一本で貫き通した小島先生。「出世を急がぬ男」「回り道を選ぶ男」「逆境を愛する男」でありたいと私も思います。

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素心塾研修所開所式

 池田繁美先生が主宰されている「素心塾」の研修所が直方市に8月末に完成し、素心塾生の1人として、9月13日、意義深い開所式に参加させて頂きました。

 直方バイパスから研修所までの道は、曲がり角に高弟の方々が案内をされたお蔭で間違えずに、福知山近くの清々しい施設に到着。開所式は終始、凛とした雰囲気のなか挙行されました。

 記念講演のなかで池田先生は「この研修所の目的は、素心学塾生の人格形成と、学校教師の人格形成の2つである」「私自身の人格形成の場にもしたい」とおっしゃっていました。

 「これから30年間、素心学塾長を務めたい」「素心学を100年後、500年後の人にも伝えられるように教科書と後継者を作る」との力強い所信表明もなさいました。

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1日3滴の目薬を

 「あなたは目が悪くなって目薬が処方されました。1回3滴、1日3回、3日間続けると一体何滴必要でしょう」というクイズに対して、あなたはなんと答えるでしょうか。

 「3×3×3=27」は間違いで、正解は「54」。理由は、目は2つあるから「27×2=54」。8月26日の素心塾で、講師を務められた高柳幹子さんから伺った話です。

 八幡東区茶屋町で不登校の子どもたちを対象にフリースクールを経営する高柳さんからは、私たちの硬直的な考え方を解きほぐす事例として先のクイズをご紹介頂きました。

 3年前に脳卒中で倒れたことやリハビリをしながら感じたことを短い時間でしたがしっかりとお聴きしました。子どもたちへの思いやりの心を大切にして行く高柳さんに元気を頂きました。

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知識の奴隷になるな

 今から約30年前の1980年(昭和55年)に松下政経塾はスタート。在塾中に買い求めた松下幸之助発言集(PHP研究所発行・全45巻)のうち何冊か、今週末、読み直してみました。

「皆さんが、今まで習った知識は決してこれを無にしてはいかん。これからの社会において、知識は大いに必要だから、それはもってないといけない」

「けれども、その知識を完全に使いこなす、知識を生かしていく知恵といいますか、その根源となるものがないといけないわけです。それをここでつかんでもらいたい」

 「知識の奴隷になったらいかんわけです。知識の主人にならなくてはいけない」「ところが、今は知識が自分自身だと、そういうふうに考えてしまっている」(発言集第44巻より)

これは松下幸之助塾主が第1期生に講話した内容の一部です。「人間の把握」「知識にとらわれない」「悟る」。塾生にこの3つを話した意味をもう一度かみしめたいと思います。

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純粋意識

 「純粋意識とは、人間の小賢しい心の働きを止め、何も考えない、何も思わない、静かで澄みきった心の状態をいいます」

「この状態を何らかの方法で経験できるようになりますと、日常生活において物事をあるがままに見、正しい行動が出来るようになってきます」(「素心」第4号)と素心塾では学びます。

 素心塾塾長の池田繁美先生は、この純粋意識に到達する方法として「禅的瞑想」「自然行」と中心に「清掃」「写字」「柔体」の5つを繰り返して、心のクセを直されたと説かれます。

 今朝は事務所の外の廊下を清掃。1つのことに集中することで気持ちも清々しくなりました。40年間の心のチリは堅く一筋縄ではいきませんが、10年計画で取り組みたいと思います。

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心のクセを解く

 「人の心は『自我』と『過去の行為』によって“クセ”がついています。素心学では、この『クセ』を真直にしていくことを主題としています」(「素心」第0号)と素心塾では学びます。

 自我とは、自分とその他を区別する働きであり、これが心のクセとして行き過ぎると、相手との間に高い垣根を作ったり、自分さえ良ければというエゴが起こったりするとのこと。

 過去の行為とは、経験や知識を全て貯蔵する働きであり、これが良く働けば、生きる為の血となり肉となって人生の道が開かれますが、過度に働けば、こだわりやとらわれになるとのこと。

 自我や過去の行為を野放しにするのではなく、「純粋意識(静かに澄みきった心の状態)」を開発することによって、これらを正しくコントロールし、素直な心で生きることを目指します。

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素心

素心(そしん)とは、素心塾塾長の池田繁美先生が主宰される勉強会のテーマです。心に「クセ」がなくまっすぐな状態を素心と呼び、素直な心になるための学びの場が素心塾です。

隔月で体験発表があるのですが、素心の実践(日常の心がけ)ができていないために懺悔ばかり。先日は見るに見かねた先生から補講の機会を頂き、いま自分自身と向かい合っています。

 知識や技術は多少増えたかもしれないが、まわりに対する思いやり、相手に不快さを与えず、安心と喜びを与えること、人間の徳性、人間としての魅力を高めることができているかどうか。

「素心学の本質は、物知りになることでも偉くなることでもありません。自己のかけているところに気づいて、そこを正していくところにあります(「素心」97号より)」とのこと。

 40歳を目前にして、我の強い私が自分と向かい合い、自身の欠点を変えることができるのか。人生の折り返し地点に立ち、後半生に向かういま、大きな岐路に立っています。

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日に新たに

 中国古代の湯王(とうおう)が自分の洗面盤に「旬(まこと)に日に新たに、日日に新たに、また日に新たなり」という言葉を刻んでいたという話が「大学」の一節にあるとのことです。

 年齢を重ねるに従って、以前出来なかったことができるようになると同時に、かつては感謝や感動していたことが次第に当たり前のことになっていくことが人間の一面であります。

 古代の賢王が洗顔の度に「日に新たに」と繰り返したように、「昨日より今日、今日より明日」と新たな気持ちで生きたいものです。この項では私の人間学について書き綴りたいと思います。

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